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プロローグ

 
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これから始まる旅行記は、新米社員(人生はベテラン)の
”永田君”が初めて訪れたアメリカを、リアル?に綴った
独り言でございます。
グチやウンチクもありますが軽く聞き流してやって下さい。
 
壮大な風景写真(実際はもっとすごい!)付きですので、
少々の目の保養になるかも?
まずは前編。しばしお楽しみくださいませ!!

 

アメリカ西海岸 旅行記 〜 前 編 〜 
 
成田から約10時間のフライトで、LosAngelsに到着。空港に降り立ってはみたもののアメリカに来た
っ!という実感はさほどなく、まるでテーマパークの一風景のよう。機内では、食事している以外はただひたす
ら寝ていた訳で、長駆遠征した気が全くない。だからジェットコースター系のアトラクションの途中としか思え
なかったんだよね、この時は。
 
この後、嫌っていう程長駆遠征気分を味わうことになるんだけど、そこで見た広大な荒野と延々と続くフリーウ
ェイ、そして日本では見ることがない地平線をぼ〜っと眺めていた時、ここはアメリカなんだなと思い知らされ
た。
その風景は、いつか見た映画のようだった。
 
そんなこんなでアメリカ西海岸旅行記〜前編〜のはじまり始まりです。
 
 
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空港到着後、初めに向かったのがレンタカー屋さん。広大
なアメリカ。まずは、足の確保から。
日本の空港の周りのイメージって、駐車場が多いなって感
じなんだけど、LAX空港の周りには大きなレンタカー屋
がたくさん。それだけ利用者が多いってことなんでしょう
 
この写真は、そこで見つけたレンタカーの一台。SHELBY
GT-Hです。ハーツレンタカー専用ザクってとこですか。
シャアみたいな・・・。
 
国際免許を提示して、レンタカーを無事GET!。意外に
簡単です。もっとも英語が話せればってことなんだけど。
台数もさることながら、バラエティー豊富なレンタカーの
中から選んだ車は、Dodge Charger RT
なぜLANDMARKが、Dodgeなの?なんて聞かな
いで下さい・・・。 
 
さてさて、Carsonにある取引先にご挨拶をしてから
一路目指したのはカジノの都、不夜城LasVegas
ロス近郊の市街地を抜けると先が見えないくらい真っ直ぐ
続くフリーウェイ。いくつかの山を越え、同じ様な風景に
既視感を味わいながら、何度か意識を失うも数時間後には
無事LasVegasに到着したのは深夜でした。
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滞在2日目。早朝から叩き起こされました・・・。今日の
目的地は、グランドキャニオンだそうな。
そこって、遠いの?
ホテルから見えるLasVegasの朝。
中心地から離れているので、ちょっと寂しいかも。朝早く
から、たくさん車が走ってます。アメリカの人も早起きな
んだな。って、当たり前か。
LasVegasって、元々はネバダ砂漠の中にある盆地
オアシスだったんだって。ある意味今もオアシスなんだ
ろうけど。
LasVegasの語源は、「ラス」=女性定冠詞(複数
形)+「ベガス」=肥沃な谷(複数形)なんだとか。
   
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荒野の向こうに見えるのは、ダム湖(ミード湖)です。西
海岸旅行記なんていうタイトルなのに、海なんて一秒も見
ることはなく、LasVegasへの道のりでは、水のあ
る川を見かけなかった為、なぜか落ち着きます。
水の豊かな国日本に住んでいるから余計にそう感じるので
しょうか。
思わず撮ってしまった一枚。
   
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Hoover Damです。
 
名称は当時のアメリカ大統領ハーバー・フーヴァーに由来
する多目的ダム。貯水量は約400億トンで、これは日本
全部のダムの貯水量の約16倍!!。
琵琶湖の貯水量が約280億トンってことを考えるといか
にフーバーダムが大きいかが分かりますね。
 
なんて豆知識は後で知ったんだけどね。
アメリカはハンバーガーだけでなく、何事もでかいっ!っ
てことです。
 
このダムで発電された電力は、カリフォルニア州、アリゾ
ナ州に供給され、これによりLasVegasは大きく発
展したそうです。
 
70年も前(1936年)に完成したダムなので、横を通過す
る時は実はちょっと怖かったです。地震とかないのかな?
ダムの上にフリーウェイを通す工事もしてましたね。
 
 
 
 
 
ダムを見下ろす広場にあった記念の石碑です。
 
詳細不明ですが、アリゾナ新聞を創り、後に政治家に転進
し、このダムの建設に尽力をした偉い人の記念碑みたいで
す。
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Grand  Canyonも遠いっ!。地図で見るとそれ
ほどは感じなかったのに、やはり日本とは規模が違います
ね。
ということで、途上の名も知らぬ町で燃料の補給です。日
本と違って、ガス欠をしたら大変な目にあいそうだもの。
荒野の真ん中じゃ、命取りかも?!
最近日本でもよく見掛ける「76」ロゴ。そのガソリンス
タンドです。もっとも日本では、ワーク系のロゴがファッ
ションとして流通している感があるようです。実は仕事中
によく着ていたりします。
 
 
現在は、『ユニオンオイル・カンパニー・オブ・カリフォ
ルニア』の事業を引き継いだ『76Lubricants
Company』が運営しています。
ロゴや社名にもある「76」は、アメリカの独立の年の17
76年と当時の新ガソリンのオクタン価が76であったこと
に由来するんだとか。
 
それにしても、ドルだとかマイルとか、ガロンやらで、燃
費計算できません。めっちゃ走るChargerは、結構
食ってると思うんだけど。
これは、ガススタのピットの風景。
 
 
今回の旅の友Dodge Charger号。
5.7L・OHV・V8・HEMIエンジン搭載のマッス
ルカー
HEMIとは、Hemispherical(半球状の〜)の短縮形であ
り、燃焼室形状がそのままエンジンの通称となり、クライ
スラー社のトレードマークにもなっています。
アクセル踏むのを少し躊躇う程の加速と素早い反応です。
6車線あるフリーウェイでの名古屋流カニ走り(車線変更
)も楽々でした。
(ホントは慣れない状況での運転で、冷や汗ダラダラだっ
たんだけどね)
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それにしても、本当によく走った。
5日間で2000キロ以上走破!!。
車内で過ごした時間は、正味丸一日はくだらないはず。も
うアメリカといえば、Chargerの車内って感じって
ぐらい今は懐かしいかも。
 
そんな『水曜どうでしょう』状態の車中からの暇つぶしの
一枚です。
   
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ようやく到着しましたGrand Canyon
 
世界遺産に登録され、また世界七不思議の一つとしても語
られることがあり、コロラド川によって侵食された多彩な
けわしい峡谷です。
平均深度約1200m、長さ446km、幅6km〜29kmに及び
最深地点は1800mのまさに大スケール。
 
今回グランドキャニオンに行ったものの、実際にはその一
端を垣間見たに過ぎないんでしょうね、きっと。かすかに
写る人の大きさと比べるとその壮大さが分かるよね。
 
ところで知ってましたか?
 
グランドキャニオンは瀑布(滝)じゃないんだよね。まし
てや遊覧船なんてある訳もありません。
自分を含めて、周りの近しい人だけでも5人くらいは勘違
いしてました(汗)
 
峡谷の向こう側(空との境)がはるか彼方に見えるんだけ
ど、見事に平坦。不思議です。
 
まさに地球が創造した一つの奇跡です。
その奇跡の起源は今から7000万年前の地球の地殻運動によ
り、『カイバブ・アップリフト』とよばれ峡る隆起を形成
したことに始まり、その後約4000万年峡前、流れ出るコロ
ラド川による侵食が始まったことにより形成されていった
そうです。
 
峡谷は約 500万年前にほぼその全容を現し、今のような峡
谷になったのは、約 200万年前。今もなお、侵食されてい
るんだとか。誰が調べたのかは知らないけれど。
未来人は、更に形の変化した峡谷を見て、何を思うんだろ
う。
 
 
絶壁ギリギリまで近づきました。思わず、谷底に引き込ま
れそうです。谷底から見るグランドキャニオンも見てみた
かったかも。谷底にはキャンプ地があり、大人気だそうで
す。
 
日本の山野とあきらかに違う点は、草木があまりないとこ
ろ。そんなあまり草木の生えないこの地で食べた野菜サラ
ダは、チキンウイングよりも高かったのでした。
 
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そして、再びLasVegas目指しての帰り道。往復で
10時間以上。グランドキャニオンでの滞在時間って、い
ったいどれだけだったんだ?ってことは、考えてはいけま
せん。
 
こんな風景を見るとついPoisonを思い出します。知
る人ぞ知る名曲『Poison』のGTO・反○ですが、
言いたい事も言いたい放題(このフレーズ分かるかな?)
の車中で、このネタで盛り上がりまくり。
 
車中に黄色い空気の毒ガスが散布されたのはこの辺りの出
来事。互いを犯人と疑っていたところ、意外にも後部座席
で爆睡する御仁の仕業でした・・・。
 
毒ガスもアメリカンサイズです(泣)
 
 
フリーウェイの至る所で見られた光景。運悪く警察の御用
なっていました。
拡大写真でみるとポリスマンがカメラ目線なんだよね、実
は。 危ない、危ない。
 
この後、ドライバー交代で2時間ほど孤独な一人旅。騒い
でいないで 寝ておけば良かった・・・。
 
しかし、前日のLasVegas市街で、ほぼ初体験の左
ハンドル、右側通行、慣れない車、よく分からない交通規
則に、道に迷うという五重苦を背負い、即強制ドライバー
交代の汚名を晴らすべくリベンジ走行に密かに燃えてたん
だよね。
 
さて、ここで一つ注意。
 
アメリカの道はきれいに東西南北に走っていることが多い
ので、特に夕方頃から西に向かう場合にはサングラスが必
要です。
半端じゃないくらいの西日が目に突き刺さります。夕日が
綺麗だなぁ、なんて言ってる場合じゃありません。
だって、さえぎる物なんて何も無いのだから。
 
という訳で砂漠の乾燥した気候で弱っていた目に、この日
更にダメージを与え、その後コンタクトは無用の長物にな
ってしまいました。
 
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  つづく・・・ 

Travel report2006  1/2